日焼け止めと化粧下地の塗る順番は?
朝のメイクルーティンで「日焼け止めと化粧下地、どちらを先に塗るべきか」と迷った経験はありませんか?両方とも肌を守り、メイクの仕上がりを左右する大切なステップですが、正しい順番で使用しないと効果が半減してしまうことも。今回は日焼け止めと化粧下地の最適な使用順序、タイプ別のおすすめ使用法まで徹底解説します。紫外線からしっかり肌を守りながら、美しいベースメイクを長時間キープする方法を身につけましょう。
日焼け止めと化粧下地の正しい塗る順番
日焼け止めと化粧下地を最も効果的に使用するための順番について解説します。多くの専門家が推奨する基本的な順序と、その理由について詳しく見ていきましょう。正しい順番で使用することで、紫外線防御効果とメイクの仕上がり、両方を最大限に引き出すことが期待できます。
基本は「日焼け止め→化粧下地」の順番

結論から言うと、基本的な順番は「日焼け止め→化粧下地」です。日焼け止めは直接肌に密着させることで最大限の紫外線防御効果を発揮するため、スキンケアの最終段階として、他の製品よりも先に塗ることが重要です。
この順番に従うことで、日焼け止めの効果を損なわず、かつ化粧下地の補正・密着効果も十分に活かすことができます。化粧下地を先に塗ってしまうと、日焼け止めがしっかりと肌に密着せず、UV防御効果が低下する可能性があります。
基本の順番とそのメリット

それぞれの塗り方のポイント

効果を最大限に引き出すためには、それぞれの製品の正しい塗り方も重要です。日焼け止めは顔全体に均一に塗ることが重要で、特に紫外線の影響を受けやすい頬骨の高い部分、鼻、額などは念入りに塗布すると効果的です。
日焼け止めの使用量の目安は、顔全体で500円玉大(約2g)程度とされています。少なすぎると十分な防御効果が得られないので注意しましょう。
化粧下地は、顔の中心から外側に向かって薄く伸ばすのがコツです。特に毛穴や色ムラが気になる部分は少し多めにつけると、より均一な肌表面を作ることができます。量は米粒1〜2粒分が一般的な目安です。
特に日焼け止めを塗った後は、化粧下地を塗る前に日焼け止めが肌に完全になじむまで2〜3分待つことが理想的です。これにより、日焼け止めの成分が肌表面で適切に膜を形成し、より効果的に紫外線から肌を守ることが期待できます。
日焼け止めと化粧下地の適量と塗り方

塗り方:顔全体に均一に、特に頬骨・鼻・額は念入りに

塗り方:顔の中心から外側へ、毛穴や色ムラが気になる部分は多めに
日焼け止めと化粧下地の塗る順番の例外パターン
基本的な順番は「日焼け止め→化粧下地」ですが、製品の種類や特性によっては例外も存在します。ここでは、そうした特殊なケースについて解説します。自分の使用している製品の特徴を理解し、最適な使用方法を選ぶことが大切です。
ミストタイプの日焼け止めの場合

ミストタイプの日焼け止めは、通常のクリームタイプとは使用方法が異なります。ミストタイプの日焼け止めは、メイクの上からでも使用できるよう設計されているものが多く、外出先での紫外線対策の補強や、日中の塗り直しに便利です。
ミストタイプを朝のルーティンで使う場合は、スキンケア後に吹きかけ、しっかり乾かしてから化粧下地を塗るのが基本です。また、メイク後の塗り直し用として持ち歩くのもおすすめです。
日焼け止め機能付き化粧下地の場合

現在は日焼け止め効果を備えた化粧下地も多く販売されています。これらは「UVカット機能付き化粧下地」や「日焼け止め下地」などと呼ばれることもあります。SPF30以上・PA+++以上の高い紫外線防御効果を持つ化粧下地であれば、単独使用でも十分な日焼け対策になる可能性があります。
ただし、屋外での長時間の活動や、夏場の強い紫外線下では、専用の日焼け止めと併用することでより確実な保護が期待できます。その場合も「日焼け止め→化粧下地」の順番を守りましょう。
オールインワン製品の場合

近年人気の「BBクリーム」や「CCクリーム」などのオールインワン製品は、保湿・UV防御・化粧下地・ファンデーションの機能を兼ね備えています。これらのオールインワン製品は時短メイクに便利ですが、一般的に専用の日焼け止めほど高いUV防御効果は期待できないことが多いため、紫外線量の多い季節や環境では注意が必要です。
オールインワン製品を使用する場合も、より確実な紫外線対策としては、先に日焼け止めを塗ってからオールインワン製品を使用するという順番がおすすめです。特に夏場や紫外線の強い環境では、この方法が肌を守るために効果的です。
特殊なケースの使い方まとめ

日中:メイクの上から直接吹きかけて塗り直し

強い紫外線下:スキンケア → 日焼け止め → 日焼け止め下地 → ファンデーション

強い紫外線下:スキンケア → 日焼け止め → BBクリーム/CCクリーム
日焼け止めの効果を最大化するためのポイント
日焼け止めと化粧下地を正しい順番で使うだけでなく、いくつかの応用テクニックを取り入れることで、さらに効果を高め、美しい仕上がりを長時間キープすることができます。
これらのテクニックは特別な技術を必要とせず、日常のメイクルーティンに簡単に取り入れることができるものばかりです。
日焼け止めの重ね塗り

特に紫外線が強い季節や、屋外での活動が多い日には、日焼け止めの重ね塗りが効果的です。1回目の日焼け止めが完全に肌になじんだ後、2回目を薄く重ねることで、塗りムラを防ぎ、より確実な紫外線防御効果が期待できます。
この方法は特に、日焼けしやすい頬骨の高い部分、鼻筋、額など、紫外線の当たりやすい部位に効果的です。ただし、重ね塗りをする場合は、1回目の日焼け止めが完全に乾いてから行うことがポイントです。
化粧下地の部分使い分け

顔の部位によって肌の状態は異なるため、化粧下地も部分的に使い分けるテクニックが効果的です。Tゾーンなど皮脂の分泌が多い部分にはマットタイプの下地を、頬など乾燥しやすい部分には保湿タイプの下地を使い分けることで、より肌状態に合った仕上がりが期待できます。
例えば、Tゾーンにはさらっとしたマットタイプ、頬や目元には保湿効果のあるタイプ、毛穴が気になる部分には毛穴カバー効果の高いタイプと、エリアごとに最適な下地を選ぶことができます。
日中の紫外線対策の補強方法

朝塗った日焼け止めの効果は、汗や皮脂、摩擦などによって徐々に低下します。長時間の外出時には、紫外線対策の補強が必要です。パウダータイプやミストタイプの日焼け止めは、メイクの上からでも手軽に塗り直しができるため、日中の紫外線対策の補強におすすめです。
また、帽子やサングラス、日傘などの物理的な紫外線対策と組み合わせることで、より効果的に肌を守ることができます。特に10時から14時頃までの紫外線量が多い時間帯は、できるだけ直射日光を避けるよう心がけましょう。
効果を高める応用テクニック


頬や目元:保湿タイプ
毛穴が気になる部分:毛穴カバータイプ

帽子、サングラス、日傘などの物理的な紫外線対策を併用
まとめ
日焼け止めと化粧下地の基本的な塗る順番は「日焼け止め→化粧下地」です。日焼け止めは肌を紫外線から守るスキンケアの一環であり、化粧下地はメイクの仕上がりを良くするためのアイテムです。この順番を守ることで、紫外線防御効果を最大限に発揮しながら、美しいベースメイクを実現することができます。
肌質や季節、使用する製品のタイプによって最適な使い方は変わってくるので、自分の肌状態や生活環境に合わせて柔軟に対応することが大切です。特に日焼け止め機能付き化粧下地やミストタイプの日焼け止めなど、特殊なタイプの製品は通常とは異なる使い方ができる場合もあります。
いずれにしても、日焼け止めは紫外線対策の基本であり、一年を通して使用することが美肌を保つ秘訣です。正しい順番と適切な量で使用し、美しい肌を守りましょう。
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